レンタルVHS収録タイトル
第1巻 拙者、忍者でござる!ハットリくん登場!ハットリ・ファミリー大集合 |
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藤子不二雄Aビデオ傑作シリーズ「ビデオ・忍者ハットリくん」全6巻。レギュラーキャラの初登場回が並ぶ第1巻は全体的にのんびりとした雰囲気で中盤以降のハイテンションギャグを期待してると肩透かしをくらいます。けれどもキャラがまだ固まっていない初々しさはこの時期ならではの味わいです。 |
第2巻 みたか、知ったかハットリ忍法、パワーアップで大爆発! |
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忍者ハットリくんは原作の本数が少なかったので週6本という放送スケジュール上、最初からアニメオリジナルの脚本で行くことが決まっていました。その中で「ドラにネズミ、オバQに犬」に習ってハットリくんにカエル嫌いという弱点が付与されました(何故カエルになったのかは不明)。この設定は功を奏し(?)、独自のアニメオリジナル路線をつき進んでいくことになります。 |
第3巻 くノ一忍法、ツバメ殿には参ったでござる、ニンニン! |
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アニメオリジナルキャラ、ハットリくんを慕う伊賀のくノ一「ツバメちゃん」が登場する第3巻、ツバメちゃんはその強烈な押しかけ女房っぷりで町に波乱を巻き起こします。なんといっても女の子に迫られてタジタジなハットリくんは可愛いですよねー。藤子A先生もお気に入りのツバメちゃんは後に漫画にもフィードバックされました。 |
第4巻 わんだ獅子丸、にゃりんこ影千代、宿命のライバル大激突 |
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伊賀の忍犬・獅子丸と甲賀の忍猫・影千代が大活躍の第4巻。獅子丸役の緒方賢一さんのアドリブから生まれたチクワ好きが、まさか後々エンディングになるとは…。影千代役の山田栄子さんは魅力的な少年少女役で人気を博していましたが、ここにきてギャグの才能が開花、ケムマキとのコンビネーションもバッチリで番組を大いに盛り上げました。 |
第5巻 超能力サボテントゲ次郎がやって来たでござる、ニンニン |
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1984年春の映画「超能力ウォーズ」に登場した超能力サボテン「トゲ次郎」がテレビにもついに登場。なかなか可愛らしいキャラクターでしたが残念ながらあまり定着しませんでした。映画では準レギュラーのシノビノ博士のテレビ出演がたったの一度きりというのは実に勿体無い話です。お話が二話にまたがったのも全694話中この回だけでした。 |
第6巻 忍者怪獣ジッポーがやって来た!ニンニン! |
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いよいよ最終巻、旧原作や実写ドラマで人気だった「忍者怪獣ジッポウ」が満を持してついに登場!映画ゲスト出演から実に2年後のテレビデビューとなりました。また「三匹の忍者」もゲストで登場しています(ただし声は映画とは別の声優さんに)。第6巻は主にパオパオチャンネル放送回が収録されていますが、この番組は関東ローカルのため地方では放送されず、このビデオで初めてその存在を知った私には少々ショックなお話が多いです。後に「笑ゥせぇるすまん」や「ドラえもんズ」の監督を務めた米谷良友(米たにヨシトモ)氏が絵コンテ・演出を担当された回も入っています。一時期アニメの仕事を離れていた氏の復帰第一作で、異様にテンションの高い一連の回は一部のファンの間でも人気が高いです。 |
藤子不二雄映画全集 |
【第7巻 忍者ハットリくん】
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【第9巻 忍者ハットリくん+パーマン/パーマン】
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【第12巻 忍者ハットリくん+パーマン/プロゴルファー猿)
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1982年から4年連続で公開された忍者ハットリくんの映画は、ハットリくん単独作品が2本、パーマンをゲストに迎えた「+パーマン」編が2本あります。当時からどちらのファンもそれぞれの単独作品を見たいと思っていましたが、今となってはA・Fキャラが共演している貴重な作品です。それゆえにDVD化されず気軽に見られないのが残念でなりません。ちなみに「ミラクル卵」には怪物くんがカメオ出演しているのですが、翌年の「プロゴルファー猿」ではスーパーGOLFワールドの遊園地を楽しむハットリ+パーマン御一行様の姿が見られます。まるでミラクル卵のエンディングの続きみたい。古き良き、ふたりでひとりの藤子不二雄時代のお祭り感たっぷりな映像ですがこちらもDVD化されていません。 |